上記のような疑問を解決します。
INFPの自己愛というのは、
自分の全てが大好きでたまらない!というより、
なんだか悲劇のヒロイン(ヒーロー)みたい、うっとり…。
といった、
自分の世界にどっぷり浸かってしまう少しナルシスト気味なもの。
かと思えば、
- どうせ自分は無能だから
- 私なんていなくても誰も困らない
と自己否定に走り出すといったように、心の中が忙しくて落ち着かず、
生きづらさを感じることがありますよね。
自分の内面世界を非常に大切にする性格と高い理想主義であるINFPならではなのです。
この記事を読めば、
なぜINFPは自己愛が高く自己肯定感が低いのかを理解できるように!
また、自己愛と自己肯定感のバランスを上手に保つことによって、
自分らしい“揺るがない生き方”を見つけることができます。
- INFPに“自己愛の強さ”と“自己肯定感の低さ”が共存する理由
- INFPの自己愛が強い【3つの理由】
- INFPの自己肯定感が低い【3つの原因】
- INFPの“自己愛”と“自己肯定感”のギャップを埋める【5STEP】
僕、クドウケイスケが解説!【INFPの特徴・あるある解説】の動画はこちら⬇︎
目次:クリックで開きます→
INFPに“自己愛の強さ”と“自己肯定感の低さ”が共存する理由
INFPは「自己愛は強いけれど、自己肯定感は低い」という、
一見すると矛盾した感覚が共存しています。
それはINFPの自分の内面世界を非常に大切にする性格と、
高い理想主義が関係しているため。
どういうことかというと、
自己愛が強い=「理想の自分」や「本来の自分」に対しては深い愛情を持っている
自己肯定感が低い=理想に満たない「現実の自分」に対する評価は低い
つまり、理想と現実とのギャップに落ち込むものの、
自分の内面世界には絶大な価値観を持っている。
これが、矛盾しながら共存している理由と言えます。
INFPにとって自己愛は、
自分の価値観や内面の豊かさを守るための重要な要素になります。
“自己愛”と“自己肯定感”と“自尊心”の違いについての詳細はこちら⬇︎
自己愛とはナルシシズム(narcissism)の日本語訳であり、
自分を愛することや、自分を大切に思うことを意味しています。自己愛の他にも、
自分自身に対してポジティブな感情を示す言葉は“自己肯定感”や“自尊心”などがありますが、自己肯定感は、自分の存在をありのまま受け入れ肯定するという意味を含み、
自尊心は自分の言動に自信を持ち、自分を大切にするという意味を含んでいるなど、
それぞれ言葉の定義がわずかに異なります。
順に進めます。
INFPの自己愛が強い【3つの理由】
INFPには、自己愛が強い3つの理由があります。
- 自己探求が好き
- 自分は唯一無二の存在
- 自分の価値観がとにかく大事
理由①自己探求が好き
INFPは自分の個性や価値観に対する愛着が強くなりがち。
それは自分の内面世界を大切にしていて、自己探求や分析を繰り返し、
自分についての理解を深めることが大好きだから。
どういうことかというと、
- 「自分にとって本当に大切なものは何か」を追求することで、人生の意味を見出す
- 理想の自分に近づくために「自分はどうあるべきか」を常に考えている
INFPの興味はいつでも自分の内面に向いているため、
自己愛が強いのです。
理由②自分は唯一無二の存在
INFPは、自分は唯一無二の存在だと思っています。
なぜなら自己探求をするために、
「自分は他の人と違う、独自の存在だ」ということに行き着くから。
なので、
- 空想しているときに独創的なアイデアを思いついた!もしかして自分は天才かも
- 自分が生きづらいのは、神様から特別な才能を与えられているからなんだ
というように考えたりします。
つまり、自分は唯一無二で特別な存在だと思っているからこそ、
自己愛が強まるのです。
理由③自分の価値観がとにかく大事
INFPは、自分の価値観がとにかく大事!
たとえ誰からも認められなくても、
自分の中で「自分はこれでいい」と思っている部分があります。
具体的には、
- 人の意見は右から左に受け流す
- 絶対に自分の信念を曲げず、周りから頑固だと言われる
もちろん、かたくなに自分の意見を突き通せば、
周りからはいい顔をされませんよね。
しかしINFPが自分の価値観を守ることは、
自分自身を大切にすることであり、これが自己愛となるのです。
それでは周りから嫌われてしまいますよね。
INFPの自己肯定感が低い【3つの原因】
INFPは自分の内面世界をとても大切にしているのに、
なぜ自己肯定感は低いのでしょうか。
それは、自己肯定感は他人からの評価によるから。
そして、INFPは自分の大切な内面世界を傷つけられたくない、
守りたいために異常なまでに他人からの評価を気にしてしまうのです。
- 理想と現実に大きなギャップがある
- 自分と他人を比較して落ち込む
- 不安や悩みを抱え込む
原因❶理想と現実に大きなギャップがある
INFPは、自分の理想と現実に大きなギャップがある自分を責める傾向があります。
それは自分の理想や目標が非常に高いため。
例えば、
- 自分はもっとこうであるべきなのに(全然できてない)
- 自分の理想に近づけていない
というギャップに落ち込み、さらに理想の姿でない自分は、
周りからも「必要ない」と思われているのでは?と感じ始めるのです。
この感覚が自己肯定感を低くするのです。
原因❷自分と他人を比較して落ち込む
INFPは自分と他人とを比較して「自分には足りない部分がある」と感じることが多いです。
それは、自分への評価が他人軸になるため。
特に他人が社会的に評価されている場面で、自分を小さく感じることがあり、
たとえば、
- 組織や社会の中での自分は、目立たないし大した特技もないな
- 同期のあの子の企画は上司にベタ褒めされるのに、私は今日もダメ出し
自分の感覚やセンスは大好きで自信があるINFP。
なのに組織や社会に組み込まれた瞬間、
「お前は価値のない人間だ」と評価されるのでは?という恐怖に身動きが取れなくなるのです。
でも、逆にあなたにあって他人にない感覚やセンスもあることをお忘れなく!
原因❸不安や悩みを抱え込む
INFPは「自分は価値がない」という感覚に陥ることがあります。
それは自分の中の不安や悩みを誰にも相談できず、抱え込みやすいため。
たとえば、
- 仕事でわからないことがあるけれど、聞いたら手間を取らせてしまう
- 「相談に乗ろうか?」と言われたが、迷惑になるのでは
と、迷惑をかける自分=価値がないと感じてしまうのです。
頼ったり甘えることができないINFPは、自分の中でマイナスの感情を抱え込み、
自己肯定感がますます下がっていくことに。
INFPの“自己愛”と“自己肯定感”のギャップを埋める【5STEP】
INFPの“自己愛”と“自己肯定感”のバランスが悪いと、
心の状態も悪くなり、社会的に生きることが辛くなっていきます。
“自己愛”と“自己肯定感”を上手に共存させることで、
心のバランスを整えていくことが大切です。
- 自分のペースを認める
- 小さな成功体験を積む
- 感情を書き出してみる
- 信頼できる人に頼ってみる
- 自分も他人もまるごと受け入れる
【step1】自分のペースを認める
1つ目のステップは「自分のペースを認める」こと。
INFPは他人の評価が気になって、つい自分と他人を比べてしまいがち。
たとえば、
- 同級生の◯◯ちゃんは結婚して子どもも2人いるのに、私はまだ恋人もいない
- 同期の△△はこの間チームを任されたのに、自分はまだ何の役職にもつけていない
なんて、比べて落ち込んでしまうのがいつものパターンですよね。
でも自分と他人は違う人間なので、進むペースも違って当たり前。
早ければいい、遅いから悪いなんてこともありません。
【step2】小さな成功体験を積む
2つ目のステップは「小さな成功体験を積む」こと。
なぜ小さな成功体験なのかというと、
INFPは理想が高すぎて、なかなか成功体験を得られないからです。
具体的な事柄で言うと、やろうとしても努力が必要な
- 1日1回、電車で席を譲る
- 毎日きちんと朝ごはんを食べる
「そんな小さなことでいいの?」と思われるかもしれませんが、
まずはたくさん成功体験を積むことが大事。
理想と現実のギャップを少しずつ埋めていくことで、
自己愛を保ちながら、自己肯定感を高めることができるのです。
【step3】感情を書き出してみる
3つ目のステップは「感情を書き出してみる」。
自分の感情を書き出すことで、思考の整理ができ、
否定的な感情に引きずられにくくなるからです。
たとえば、
- その日あったことを日記に書く
- SNSにつぶやく
SNSで不特定多数の人に自分の気持ちを見られたくない!
ということであれば、手帳に一言だけ、SNSは非公開にすることもできます。
少しずつ自分の気持ちを外に出して形にしていくことで、
客觀的に自分をみることができ、
自己愛と自己肯定感のすり合わせをすることができるのです。
【step4】信頼できる人に頼ってみる
4つ目のステップは「信頼できる人に頼ってみる」こと。
信頼できる人に相談することで視野が広がり、自己肯定感の低さが改善されるのです。
相談して得られる具体的な効果は、
- 言葉にすることで自分の悩みや不安が整理され、心が軽くなる
- 自分のことを理解してくれる人がいる実感で、安心感を得られる
とはいえ、いきなり本題に切り込むのは、
相手に負担をかけたくないINFPにしてみたら大変な覚悟が必要ですよね。
そして、人に頼ることは迷惑なことではないと理解することが大切です。
【step5】自分も他人もまるごと受け入れる
これまでのステップで自分のことを受け入れることができたら、
最後に「他人のこともまるごと受け入れて」みましょう。
他人からの評価を気にするからでしたよね。
つまり、INFPは自分の大切な内面世界を傷つけられたくない、
守りたいために異常なまでに他人からの評価を気にしてしまう。
他人からの評価を気にせず、自己肯定感を上げるためには、
- 他人の意見や考えを否定せず、「そういう考え方もあるんだ」と受け止めてみる
- 自分は自分、他人は他人としっかり判断基準を決める
そうはいっても、やはり他人の目は気なってしまうINFP。
しかし、
自分も完璧じゃないし、他人も完璧じゃない!
そう思えば、他人も自分と同じ不完全な人間なんだと、
受け入れることができますよね。
これが究極の結論です。
このステップを超えた先には、
INFPの“自己愛”と“自己肯定感”が上手に共存していること間違いなし!
まとめ:“自己愛”と“自己肯定感”を上手にバランスを保つと、揺るがない自分になれる!
INFPに“自己愛の強さ”と“自己肯定感の低さ”が共存する理由は、
自分の内面世界には絶大な価値観を持っているから。
- 自己探求が好き
- 自分は唯一無二の存在
- 自分の価値観に対する強い信念
- 理想と現実に大きなギャップがある
- 自分と他人を比較してしまう
- 感情の起伏が大きい
- 小さな成功体験を積む
- 自分のペースを認める
- 感情を書き出してみる
- 信頼できる人に頼ってみる
- 自分も他人もまるごと受け入れる
自己愛と自己肯定感のバランスを上手に保つことによって、
自分らしい“揺るがない生き方”を見つけることができます。
なんでだろう?